35万は高い?安い?


たんばぱです、こんにちわ。今日からたまにこっちでも書きます。 イラクで拉致された3人に対し、外務省は航空費用や健康診断の費用 約35万円を請求することに決めたそうだ。 外務省幹部の言う 「今回の事件で外務省の職員を派遣したり、現地の宿泊や食事、情報収集にばく大な金がかかっている。退避勧告を無視してイラクへ行った日本人のために多額の税金を使ったのでは、国民の理解が得られない」 と言う意見はもっともで、高いか安いかの議論が起きそうなところだ。 http://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2004/04/18/04.html 私の記憶が確かなら3人は解放された後も 「イラクに残りたい」 とか 「活動を続けたい」 とのたまっていたそうだが、帰国してみればPTSD (心的外傷後ストレス障害) がどうのこうのと記者会見も代理人によって行われた。
拉致で感じた生命の危険によって引き起こされた症状ではなく、世論とのギャップ、自分の主張が理解されないコトへの挫折感などなどで引き起こされた、いわゆる幼児性のストレスが原因じゃないのかと思う。弁護士等々の入れ知恵もあるだろう。 とにかくいずれにしても、同情を示すに足る理由を私は一切持たない。 信念を持ち、自らの良心に従いボランティア活動を行うことは確かに素晴らしいことだと思う。しかし、その信念や良心は決して独善であってはならない。 自分たちへ向けたれた批判の数々を厳粛に受け止め、猛省を期待したいところである。 また同時に、3人の身内にも苦言を呈したい。 あの3人が解放されたとき、未だ2人の日本人が囚われの身であった。自分たちの親族の解放を喜ぶことに無我夢中で、つい数時間前まで同じ不安を共有していた人が他にもいたという事実に全く気づいていないようだ。 「親の顔が見てみたい」 と良く言うが、実際に親の顔が見れたのはそう簡単にはお目にかかれない絵だった。 さて私が本館のテキストにおいて、ヤングタウン土曜日で 「宝塚入りにやる気満々」 だった高橋愛に引いてしまったのは、精神的には同じ作用が働いたと言える。 LOVEオーディション21で、モーニング娘。になりたいという気持ちだけならば、高橋愛にも勝る人は数え切れないほどいただろう。優勝劣敗、実力主義と言えばそれまでだが、何のためらいもなく 「宝塚に入りたい」 という高橋愛に、私はイラクで拉致された3人と、その3人の親族の面影を見てしまっていた。高橋愛モーニング娘。としてそこにいると言うことは、もう一方で、何人もの人の夢が破れた結果でもあるのだから。