船と水


NHK受信料40億円不払いへ 病院の貸しテレビ業界団体 (Sankei Web)
http://www.sankei.co.jp/news/050203/sha075.htm
院テレビ納入団体が拒否 年40億円に (毎日)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050204k0000m040057000c.html


貞観政要という書物がありまして、古くから帝王学のバイブルにもされていたとか・・・。徳川家康明治天皇もこの書物で帝王学を学んだと言われております。

さて、貞観政要にはこのようなコトが書かれております。
「君は船なり。人は水なり。水は能く舟を載せ、亦能く舟を覆す」
訳すと 「君主は舟であり、人民は水である。水は舟を浮かべ載せるものであるが、一方また舟を転覆させるものである」 となります。


NHKは船であり、視聴者は水である。
NHKは視聴者の払う受信料によって成り立つ。船が水の上に浮かんでいるようなモノである。
しかしながら水 (視聴者) が荒れればたちまち嵐となり、船 (NHK) は転覆してしまうであろう

制作費の横領。タクシー代の過剰支出。顧問会長職就任要請。こうした不祥事の指摘、改善の促しも、NHKが自ら膿を出して改革課題に挙げているモノではなく、政治家や世論に圧された外圧頼みによってなされている現状。かくの如くNHKの体質が問題とされるにいたり、顧問を辞したからとか、新体制に変わったからと言うだけで嵐は収まるはずもないでしょう。
NHKという船も、一度ぐらいは転覆してみないとどーにもならないのかも知れませんね。
口先だけで視聴者をおだてて持ち上げて、最もらしい美辞麗句を並べてもダメダメ。さてさて、どうなりますことやら・・・