教科書

【主張】中学教科書 記述の是正はまだ不十分 (産経新聞)

しかし、時代をさかのぼると、元と高麗の連合軍が日本を襲った元寇 (十三世紀) を「遠征」と書き、豊臣秀吉朝鮮出兵 (十六世紀) を「侵略」としている教科書が多い。現代史でも、日本が中国や朝鮮半島で行ったことを「侵略」としながら、旧ソ連の中立条約を破った満州侵攻を「進出」とするなど、記述のアンバランスが目立つ。日本の過去だけを暗く、意地悪く描こうとする自虐史観が残っている証左であろう。

まぁ、そうでしょうね。
歴史的事実は常に一つだけど、その事実をどう解釈するかと言うことになると、解釈する人の主観によって異なりますのでこれは当然過ぎることです。歴史的事実を知ることと、歴史観 (史観) はそもそも別問題なのです。

さて教科書検定のお話なんですけど、まぁ、いろいろな事情があるのかどうなのか知りませんが、大正以降の歴史なんて3学期の授業で終わらないですよね。あたしの学校もそうでしたよ。明治末期ぐらいで終わったんじゃないかなぁ・・・。だから、教科書が運用される現場の問題としては近代史の部分がどうか書かれていようとあんまり問題があるようには思えないのですけど・・・。
むしろ、彼らが騒ぐ分だけ興味と関心が高まって、自分で調べたりしているうちに 「あれ?おかしいなぁ〜」 ってコトになって、自虐史観から卒業する日本人が増えて・・・。カンコ君とかにしてみれば墓穴を掘ってるだけだと思うんですけどね。

カンコ君が言う歴史観も、日本の右翼 (?) なる人がいう歴史観も信用できないと言う人は、それ以外のものを調べてみたら如何ですか?。東南アジアの歴史教科書における大東亜戦争観とか、欧米の東洋史研究家の論文とか。
っていうかさぁ、近代史に限って言えば、欧米、東南アジアの歴史教科書の方が教材としては良さそうな感じがするのはあたしだけでしょうかね。