オアシス

coccoって言うとどんな印象を持っているんでしょうかね?
"cocco" が活動を中止してから随分立ちますが、未だに根強い人気があって、今なお新規のファンを獲得しつづける "cocco"。肌に合わない人はとことん合わないんでしょうけど、肌に合い人にはとことん合う。反応は両極端ですが、コアなファンが多いのが "cocco" の特徴なのかなぁ〜?

そのcocco、実はSINGER SONGERというバンドをくるりの岸田さんらとやっているのですが、ファンならば周知のこと。で、先頃リリースされた1st アルバム 「ばらいろポップ」 もなかなかの仕上がりだったのですが、一曲だけ 「こりゃぁSINGER SONGERじゃなくて、coccoだな」 と思ったのが 「オアシス」 っていう曲。
「オアシス」 以外の曲は、仮にcocco時代の楽曲をカバーしていてもcoccoとは違う世界観を感じるんですけど、「オアシス」 だけはcoccoの世界観を感じますね。

「愛が今 足りないなら
歌はまだ この胸にあって」
という歌詞があるのですが、こーいうフレーズとか世界観っていかにもcoccoだなぁ〜と。
これはSINGER SONGERcoccoじゃなくて、そのまんまcoccoだ。と。coccoとしての活動をしていた時代の末期に作詞されたであろう情感に満ちていて、SINGER SONGERcoccoではなく、久しぶりにcoccoに出会ったような気がします。

コアなcoccoファンの私としては、SINGER SONGERもいいけど、やっぱcoccoは別格なんですよ。
コアなcoccoファンには、理解してもらえる感覚だと感じています。っていうか、だよね。



蛇足としては、SINGER SONGERの楽曲に記載されたクレジットはcocco
cocco時代のクレジットはこっこ。
なんていうか、感慨深いね。