でもぼくは食ってない

北海道庁ミートホープ内部告発を事実上放置
6月26日14時54分配信 読売新聞


 北海道庁が昨年8月、ミートホープの元従業員を名乗る男性から苫小牧保健所に「牛ミンチ肉にウサギ肉や鶏肉を混ぜている」と告発する電話が寄せられたのに、事実関係を調べず、農林水産省にも連絡せずに事実上放置していたことが26日、明らかになった。


 半年前に農水省北海道農政事務所へ寄せられた偽装情報を巡っても、連携のまずさが問題化したが、今度は道から農水省への連絡不徹底で、調査を仕切り直す機会が失われていた。


 苫小牧保健所は昨年8月、告発を受け、食品表示を管轄する胆振(いぶり)支庁環境生活課に対し、日本農林規格(JAS)法に基づく立ち入り調査を「合同で行いたい」と呼びかけた。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000407-yom-soci


でも、内部告発の件を知ってた人は肉を食ってないんでしょうね。


<食肉偽装>内部告発の元幹部が農水省事務所に抗議
6月25日11時40分配信 毎日新聞


 ミートホープの偽装牛ミンチ事件をめぐり、昨年4月、同社の不正行為を農水省北海道農政事務所に内部告発した同社元幹部の男性が25日、訴えを取り上げてもらえず門前払い同様の扱いをされたのは遺憾だとして、同市にある同事務所の出先機関を訪れて抗議した。

 元幹部は退職する06年4月末までの約10年間、主に営業畑で勤務。当初は不正が行われていることを知らなかったが、取引先から品質についての苦情が寄せられるようになったため工場を訪れたところ、牛ミンチに賞味期限の切れたパンを混ぜ込んだり、水を注入して増量するなどの不正が行われていることを確認した。

 嫌気がさして退職する直前の同月末、出荷前の牛ミンチのサンプルを持参し同事務所地域第9課に調査を依頼した。しかし、応対した職員は「これではどこの製品なのか分からない」と受け取りを拒否。社名が記載されたシールを添付して改めて持ち込んだが、受け取ってもらえなかったという。

 この日、元幹部は「告発が1年以上放置されている間に、偽造コロッケが全国の食卓に出回った」と指摘したのに対し、同課職員は「(札幌市の)同事務所で対応する」と述べるにとどまった。

 元幹部によると、同社では、田中社長に不正を正すよう進言して解雇された従業員もいた。「私だけでなく、勇気を出して告発した人もたくさんいるのに、行政が無視した責任は大きい」と話している。

 以前から同様の情報を得ていた同省は道に対し「具体的疑義が特定できなかったが参考までに送付する」との文書(06年3月23日付)を送付したとしているが、道は「受け取っていない」と反論し、双方の言い分が食い違っている。【金子淳】

最終更新:6月25日13時19分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070625-00000014-mai-soci

何処の職場でもそーでしょうか、組織がダメになる過程では、まず、真面目な人/仕事のできる人/志のある人/高潔な人が初めに去ってきます


最後まで残った人は


全従業員に解雇伝える=「ばかなことした」と社長−ひき肉偽装のミートホープ社
6月26日14時1分配信 時事通信


 北海道苫小牧市の食品加工卸会社「ミートホープ」によるひき肉偽装事件で、同社の田中稔社長が26日午前、本社に全従業員約60人を集めて、事業存続が困難であることを理由に、全員を解雇する方針を正式に伝えた。

 同社は20日の不正発覚直後から生産を中止し、当面休業の方針を示していた。田中社長は26日朝、報道陣に対し「全くばかなことをした。謝って済む問題ではないが、従業員に申し訳ない」と語った。 

最終更新:6月26日14時1分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070626-00000102-jij-soci


組織と運命を共にします。



当然の帰結とはいえ後味が悪いね。
結局、誰も、何も、守れなかったわけだ。