本音として

ドラえもんが何とかしてくれる」母子殺害公判で元少年
2007年06月27日21時16分


 山口県光市で99年4月に会社員本村洋さん(31)の妻弥生さん(当時23)と長女夕夏ちゃん(同11カ月)を殺害したとして殺人と強姦(ごうかん)致死、窃盗の罪に問われている当時18歳の元少年(26)の差し戻し控訴審の第3回公判が27日、広島高裁であった。前日に続き弁護側の被告人質問があり、元少年はひもで夕夏ちゃんの首を絞めた認識について「ありません」と答え、夕夏ちゃんへの殺意も否認した。


 元少年は前日の公判で弥生さんへの殺意や強姦目的を否認。この日は弥生さんが死亡した後の行動について質問された。


 元少年は、夕夏ちゃんが泣きやまないので、「お母さんをあやめた自責の行為」として、ズボンのポケットにあった「剣道の小手のひも」を使って自らの左手を締めたと語り、夕夏ちゃんの首を絞めた認識はなかったとした。亡くなった夕夏ちゃんを押し入れの天袋に入れた理由は「4次元ポケットでドラえもんが何とかしてくれると思った」と話した。


 元少年は一・二審で2人への殺意を認めていた。検察側が反対尋問で、供述が変化している点について聞くと「記憶を精査した」と述べた。

 被告人質問はこの日で終了し、午後には、弁護側の依頼で元少年の犯罪心理鑑定をした加藤幸雄・日本福祉大教授(臨床心理学)の証人尋問が始まった。加藤教授は、元少年と実母は父親から暴力を受け、それぞれを必要とする「共依存の関係」にあったと指摘。元少年は中学1年の時に母を自殺で亡くし、親子、友人関係のバランスをとりながら自立する機会を失い、「内面の成熟が遅れた」と分析した。


http://www.asahi.com/national/update/0627/OSK200706270110.html

以上引用終わり


供述の主な内容については被告「恥ずかしがって反応」母子殺害、公判詳報 (Yahoo!ニュース 産経新聞) で読めるのでこちらも読んでみた。


で、痛いニュース(ノ∀`):【光市・母子惨殺】 「ドラえもんを信じていた」 「ドラえもんに何とかしてほしいと思い長女の遺体を押し入れに入れた」 元少年・被告人質問でコメント読んでみる。他にも色んな人の記事を読んでみて思う。


たしかに、こういった供述が変化してるのは弁護士の入れ知恵で、精神的なうんちゃらっていう取って付けたような理由で煙に巻いてしまおうって意図にはおそらく間違いないと思う。


この事件の過去を振り返ってみると、もうね、香ばしいを通り越してこれはひどすぎる。悪臭がプンプンという話題だった。(wikipedeia)


加害者も加害者なら、弁護団弁護団で、彼らの言動があまりにも常識的にも倫理的にも科学的にも理解できないものだから誰もが何もかに腹を立てている。私も腹を立てている。「こんな茶番がまかり通るなら、一体(この社会は)何なんだよ!!」 って。
私は本村洋さん (被害女性の夫、被害女児の父) に対する同情とか凶悪犯罪への怒りとは別に、この茶番に対する怒りの方が大きいです。多くの人が怒っていて、かつこの事件と裁判が非常な関心事になってるのもそこらへんの心情に起因してるのではないかと思う。
平たく言うと、多くの人は起こった犯罪やその異常性に起こってるんじゃなくて、裁判所とその場外で行われている茶番に怒っている。そして多分、「こんな茶番がまかり通る社会って」 という仮定に危機なり違和感を感じてるんじゃないだろうか。その危機感なり違和感が怒りの根底にあるのではないだろうか?


私のこうした推測が当たっているならば、私たちがこの茶番を通して被告や弁護士に向けている怒りはひょっとしたら何かが違っていて、別の方向へ行っているのかも知れないと感じた。だからそこらへんの本音を書き止めておきたいと思う。

こんな茶番がまかり通る社会は嫌です。こんな茶番がまかり通るならばその結果として、今の社会の根底にある倫理観とか道徳観が全部粉々に砕け散ってしまいそうで怖いです。
怖いから、犯人や弁護団に怒りと敵意を向けています。彼らがこの社会の秩序を壊そうとしているように思えて怖いんです。