公人としての立場を自覚せんと

7月2日 「太田光総理」番組に関して

前日のエントリーで触れた平岡議員の舌禍なんだけど、今日辞任した久間防衛相 (久間防衛相が辞任、「原爆発言」で引責 読売) と同じで、公人としての意識が足りないとと言うのが第一印象。舌禍事件を起こす人はだいたい、本人の奇妙な見識に起因するより、公人としての自覚のなさに起因することの方が圧倒的に多いような気がする。結局二人とも自爆してるわけだし。


で問題はその舌禍の内容が、相手を怒らせるとか侮辱するとかの類ならまぁ許されないこともないのだろうけど、凶悪事件の被害者に対してとか、原爆被害者とか、そーいう話題に対して人の神経を逆なでするような舌禍事件を起こしたらそれを笑って済ませる人はそれほど多くないだろうと思う。
平岡議員は

番組全体での私の発言には、「『太田光総理』の番組は、バラエティー番組だから」という私の気の緩みがあったと反省し、常に国会議員としての自覚を持って行動しなければならないと自戒しています。

という言葉で声明文を結んでいますが、公人としての立場を忘れた気のゆるみ以前に、犯罪被害者が葛藤を吐露している場でああいう物言いができることに人間としての品位を疑うわけですがね。


だらだらと、「犯罪者を更正させる必要性」 と 「犯罪被害者の人権保護」 についてだらだら書いてますが、ああいう場で、犯罪被害者に対してデリカシーのない発言ができる時点で 「犯罪被害者の人権保護」 についての平岡議員の取って付けたような見識がウソっぽくてちょっと笑えた。
・ 「犯罪者を更正させる必要性」を主張したことに対する自己弁護 (声明文の約半分)
・ 「犯罪被害者の人権保護」 に関する言い訳とフォロー (約1/5)

何だかなぁ〜
まぁ、平岡議員も久間防衛相も、ウソでも良いから人前に出たときは公人としての立場でモノを言わないと。