「デジタル私的録画問題に関する権利者会議」が誰の味方なのかわからない件について


ITmedia +D LifeStyle:「コピー10回だからこそ、補償金制度が不可欠」――権利者団体が主張
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0707/17/news065.html

この記事を思いっきり要約すると 「コピー回数の増加は認めてやるから、補償金制度の維持を認めろ」 って話なんだと思う。


若干暴論気味なのは自覚しているけど、基本的には

コピーにはブランクメディアが必要

ブランクメディアには補償金が含まれている

補償金を受け取っているなら、コピー回数や、孫コピー云々を問題にするのはおかしいだろ

ってのが私の考え。


こんな話をネットで読んだことがある。記憶から要約

広告宣伝費に費用をかけられない作品の制作者の中には、作品が周知されなければビジネスにもなんにもならない。だから、まずは海賊版でもコピーでも良いから作品が周知されて欲しいと切実に願っている人がいる。
しかし、(いわゆる)権利団体は、いかなる事情があろうと、海賊版やコピーは悪という考えから抜け出せず、制作者サイドのそうした空気を理解してくれない


権利者団体の主張がもっともでるあることは誰しもが認めるところだろう。
にもかかわらず彼らの言動が理解されないばかりか非難の対象となるのは、彼らが制作者や利用者の大部分の要望を阻む要因になっているからだろうと思う。
海賊版は取り締まられるべきだ。同意する
私的コピーが過剰に行われるのも問題だ。同意する
でも、それらをあまりに厳格に守ろうとすれば、作品の流通やサービスの混乱をもたらす。実際問題として起きている。
海賊版やコピーを厳格に規制すれば作品の周知が阻まれ、結果的にビジネスチャンスの減少にも繋がる場合もある。


私たち利用者は、権利者団体の主張を否定しているわけではない。
ただ、利用者を混乱させたり、サービスの提供が受けにくい環境を作ったり、市場を混乱させるのはやめてくれと言っているだけなのだ。
だから私は権利者団体を忌々しく思っているのだ。

例えばこんな風に
権利者団体は、作品の制作者や利用者に寄生している、共生関係を築けない寄生虫