トタン屋根の猫

今 「自民党を非難はしたくないなぁ〜」 という心理作用を抱えてはいるのですが・・・

早川忠孝の一念発起・日々新たなり
7/29 野中広務に復帰して欲しい


敵の本陣に切り込み緒戦の勝利を収めたが、いままさに猛反撃に晒されている、といった風情である。


しかし、幸いこの度の戦いでは、人は死なない。
一時期は、国民に破壊衝動が生まれたのか、と慄いたが、国民は全体として冷静さを保っている。
わが国の政治も崩壊の一歩手前で止まることが出来そうである。

コラム中頃から引用
強調部は管理人の手によるもの


「これはちょっと揚げ足取りではないか」 と自分でも思うんだけど、
「しかし、幸いこの度の戦いでは、人は死なない。」
と言う言葉には違和感を強く覚える


たしかに直接的な意味合いとしては、選挙で人は死なない。
ただ、選挙の結果行われる政治、行政によって人は死ぬんですよ。
年金問題がクローズアップされたのも、年金が生活、ひいては生き死にに関わる死活問題だから問題になっているのであって・・・
それに、格差云々とかワーキングプアとか、そうした問題も生き死にの問題なんですよ。


だから、この早川議員の他の記事からも感じられる浅薄さというか、ノリの軽さで、「しかし、幸いこの度の戦いでは、人は死なない。」 とか言われると、人の生き死にと政治、行政の関係について、早川議員は心底分かっておられないのではないかと思う次第で・・・
自分が死ななければそれで良いんですかと・・・。

発言者がこの方だと、看過できない一言だなぁ〜


「困窮者、はよ死ねってことか」 孤独死男性日記に残す (朝日新聞)
http://www.asahi.com/national/update/0730/SEB200707300017.html


早川議員、この記事に何を感じられますか?
この人に選挙の勝ち負けが、どんな意味を持ってますか?
あなたの仕事は、こーいう人にとって、選挙 - 政治、行政が意味あるモノであると証明することではありませんか?

そのことが十分理解されているならば 「幸いこの度の戦いでは、人は死なない」 って政治家として言えますか?

「困窮者、はよ死ねってことか」の記事に関しては別のエントリーでも書いてみる


別のエントリーにもツッコミ


7/30 強がりを捨て出直そうではないか/参議院選挙惨敗の反省を新たな飛躍につなげる


衆議院で安定多数を確保しても、参議院過半数を割っている状況では、スムーズな国会の運営は期待できない。しかし、政治の停滞や混乱によって国民に迷惑をかけるようなことがあってはならない。


そのために、今は、民主党との融和を求めるときであると考えている。


しかし、安倍総理民主党とのこれまでの対決姿勢を維持したままでは、到底実現不可能である。
安倍総理には、日本が危機に直面したときに、一国の指導者としての力を存分に発揮していただきたい、と念願している。


今は、率直に敗北を認め、将来に向けての再起を誓うときではないだろうか。
まずは、強がりを捨て、出直そうではないか。

歴史から学び、同じ過ちを繰り返さないようにしよう。
というコラムの趣旨は同意できるとして、
「そのために、今は、民主党との融和を求めるときであると考えている。」
って・・・一体・・・


今回の選挙、例えば年金問題に関して自民党は 「民主案ではダメだ。財源はどーするんだ。票を稼ぐための甘言だ」 と主張されてましたよね。で、その主張に同意した人は自民に投票したわけですよ。
惨敗したからといって、「じゃぁ民主と融和だ」 って・・・はぁ?


先の衆議院選で郵政民営化に造反した議員が、選挙後、選挙で訴えた公約・自説を曲げたとき、世論はそれにどう反応しましたか?
「歴史から学ぶ」。ごもっともです。
でも、真に歴史から何かを学ぶ事ができる思慮を持ち合わせている人は、実は、少ないんですよ。ねぇ早川議員。そう思いませんか?


それと議員は何か重大な勘違いをされているようですが、われわれ国民が望んでいるのは融和ではありませんよ。
国民生活の向上や、この国のためになる有意義な議論であり、そして結果です。あと強行採決は一概に悪いとも思ってませんよ。百万語尽くしても分からない人には分からないし、それより結果が重要ですから。
融和してりゃーいいなんていう単純な話ではありません。
# 議員は民意を感じ取る鋭敏な感性どころか、感受性に乏しいじゃないのだろうかと


国民が望んでいるのは、融和ではなく、価値ある、有意義な議論です。
(そしてなにより結果です)


あとね、些細なこととしては、思慮のある自民党支持者や議員は、安部首相の続投について、公の席では発言に注意を払っているんですよ。
それは責任を問う/問わない。うやむやにする/しないの問題ではなく、この時期いたずらに公の場で非難すれば、それが 「政治 (まぁ、本音は自民党だけど) の停滞や混乱」 に繋がるからなんですよ。それが言い悪いは別にして。
参議院選で実際に戦った人は、当選/落選に関わらず、安部首相には間違いなく文句の一つも言いたいですよ。早川議員が感じているフラストレーションの遙か何倍もフラストレーションを感じてて、早川議員の何倍も一言言いたいですよ。でも、思慮のある人は我慢して公の場では口を慎んでるんです。


そーいう感情に思いを巡らすこともできず、いたずらに責任だのなんだのと綺麗事を振り回して、議員、あなたは何様ですか?
# 失礼、衆議院議員でしたね


(スペシャルなぼーよみ はじまり)
早川議員がもっておられる、国民の心情を素早く的確に理解する感性。TPOに適し、かつ思慮と示唆に富む発言ができる知性。そして国家にかける情熱と、それを実現するだけの能力。
国会議員のみならず、国民に仕える公僕のすべてが早川議員を範とすべきですね。
どれほどこの国が混迷を深めようとも、早川議員がおられれば何も不安に思うことはありませんね。
(スペシャルなぼーよみ おわり)


早川議員のBlogを読むと、枕を高くして安眠できます。(ふつうの ぼーよみ)





ちょっと嫌味が過ぎてる?