倖田界隈ヲチ所感2 「謝罪インタビューについて」

内容については個人的な感想の域を出ないのであんまり触れるつもりはない。
現在は消えているサンスポの調査では、謝罪インタビューについて8割が 「不十分」 と回答したそうだ。不十分という回答の中では、「反省しているのなら泣いてはいけないと思う」という意見が多かったという。


エイベックスとしてはドル箱のタレントの問題だから、なんとか沈静化を図りたい上での処置には違いないがいくつか失策があったように思う。


フジテレビ 1社1番組での放映だったことは失策ではないか。
エイベックス側の意図としては、どんな質問が飛び出すかわからない記者会見よりも、ある程度コントロールが効く、収録、1社からのインタビューという形は理想的かも知れないが、そーいう舞台設定そのものが 「誠意に欠ける」 との印象を与えるのは仕方ないかも知れない。今後の推移によっては、エイベックスの読みは甘かった・・・ということにもなりかねないかもしれない。


次に、アンケートの回答でもあったように、「泣いちゃった」 というのは相当まずかったと思う。
これを失策というのは酷なのだが、泣いてはいけなかった。

沢尻エリカの謝罪の印象が未だ強いのだろうし、(個人的な印象なんだけど) 涙ながらの謝罪は誠意の表れと受け止められる訳ではない。だいたい涙はきょうび訴求力がない。涙ながらの謝罪が与える印象は世代によっても異なるかも知れないが、「泣いたら許されると思っているのか?」 という反感を生み出しかねない危ういものだし、実際そうなった。(ここら辺は日頃の行いがモノを言う)
ただ、泣くってのは生理現象だからどーにもならん。それを 「演出に違いない」 と疑ってかかるのは問題だけど、そのように受け止められてしまう可能性をエイベックス側は考慮すべきで、「泣くな」 と釘を刺すか、涙は編集するという選択は、間違いなく重要なファクターだったと思う。重ねて言うけど、だって録画なんだもん。
このインタビューに関するエイベックス側の担当者は、どうもそこら辺のセンスが悪いと言わざる終えない。
自己満足の通過儀礼じゃないんだから、謝罪インタビューを観た人がどう考えるかを計算した上でこー言うことはしなきゃいけない。誰にも気づかれない、見抜かれないでやるのが、プロの技だろう。エイベックスのやったことは素人くさい。


様々な事情があったのだろうが、ショービジネスを生業としているわりには、ここら辺のセンスの悪さはエイベックスにはよく見られる。同じようなコトは過去にもあっただろうに、その経験が生かされているのだろうか。所属タレントのトラブル事は時折起こるものだし、それを完全に防ぐことは難しい。だからこそ、所属タレントを守るためにもトラブルシューティングのスキルは重要だと思うが、そのスキルの稚拙さは、邪推すれば 「タレントも使い捨てか」 と思えないこともなく、そう思うと、倖田來未も哀れだなぁ〜と思う。それとも、安全地帯からの謝罪インタビューは、彼女自身の意向によるものだったのだろうか。


エイベックスは、自社のドル箱タレントの騒動を収拾するにおいて、先の沢尻エリカの顛末から一体何を学んでいたのだろうか?

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